展示終了、リフレッシュ、これからについて考える

2週間ぶりの更新。

展示は、無事に終了しました。
ご来場いただいた方には、本当ありがとうの言葉しか返せないことがもどかしいほどに感謝しています。
見に来てくれた方から、たくさんの声を聞くことができて写真展を開けて良かったなあと思いました。
そして、今回の企画に声をかけてくれて最後までともにやり抜いてくれた王柱に感謝の気持ちでいっぱいです。

展示から一週間は、なかなか気持ちの整理がつかず、また大学のテスト期間だったこともあって、日記を書きたい気持ちはあったのですが、なかなか更新できませんでした。
先週末の土曜日は久しぶりに何もない休日で、一日中寝て過ごし、日曜日には草野球をしてすっかりリフレッシュをしました。
草野球は参加している連盟の区民大会2部で準決勝を戦ってきて、見事勝利を収めたので今週末は決勝戦です!


Ricoh GR1v (Kodak Tri-X)

展示をして気付いたこといくつもありました。
そのなかで最も大きいことは、展示による表現ついての認識のことです。
今回、展示までじっくり時間をかけて作品を作り上げていきました。
作品の内容について、王柱の写真はもちろんよかったのですが、自分の写真もそれなりの水準のものになっていたと思います。
それは見に来てくださった方にも言っていただけたことで、とても自信になりました。
自分のしていることが誰かに認めてもらえることは、やはりとても嬉しいことですから。
しかし、作品とは別に「展示」としての表現について、自分の認識がいかに甘いかを痛いほど思い知らされました。
これは自分の写真の先生にかなりきつく指摘を受けたことでもありました。
写真の内容による表現とは別に、あるいは平行して、展示による表現というものがあります。
自分自身も、他の方の展示や美術館に行って「良い展示だな」と思うときには、写真の良し悪しとは別に、展示として魅力的であったかを見ることがあります。
今回の自分たちの展示には、この展示による表現という考え方が全く足りていませんでした。
はっきりいって、作品への扱いが雑でした。
この扱いの悪さが、写真の内容を邪魔してさえいました。
それが大きな後悔です。
もっとこの作品を、よりよい見せ方で来てくださった人たちへ見せることはできたのではないだろうか、そんなことを思い、かなりへこみました。

でも今は、リフレッシュもしましたし、それでも今回の展示を喜んでくれた人がいてくれたことを忘れないでいようと思っています。
これはへこんでいる自分に彼女が怒りながら言ってくれたことなのですが、本当にとの通りですよね。
今回の展示の反省の前に、今回自分のできたことを素直に喜び、来てくださった方々へ感謝をしなければと思いました。
そしてその上で、次はもっと良い展示をしたいと思います。
僕は、写真の見せ方として、写真集という形よりも展示として写真を見せたいと思っています。
それは、写真を撮った自分と見に来てくださる人の感情を共有できる場として、展示ということに面白さを感じているからです。
なのでこれからも展示を続けていきたいと考えています。
そのためにはもっと良い作品を撮って、そして今回の反省を活かして展示による表現として作品を昇華できるようにする、そんな意識が必要だと思います。
次の展示がいつになるかは分かりませんが、なるべく早く皆様に告知できるように頑張っていきたいと思います。