どこにも残らない風景

久しぶりに日記!
書こう書こうとは思っていたのだけどなかなか書けず
やっと書ける。


FUJIFILM Silvi F2.8

ゴールデンウィーク前から写真集を制作していました。
2年間写真をやってきて初めて写真集という形に写真をまとめました。
いつもは展示をすること前提で写真を撮っていたから
多くても10枚くらいで写真をまとめることばかりやってきて
それこそ50ページくらいの写真集を作るほどの
同一テーマの写真をおれは撮れないのかなあとか思ってました。

今回、写真集にしたのは、3月11日から4月11日の写真です。
地震当日、僕は渋谷にいてそのときから写真を撮り続けました。
本当は、被災地へ行きたかった。
でも行かずに自分の生活する街と自分の周りの人たちをひたすら撮りました。
将来、それこそ10年20年経ったとき、
新聞社やカメラマンの撮った数多の写真は教科書にも載るでしょう。
でも、我々の多くが過ごしているいまこのときの日常の写真は
どこにも残らないんじゃないか。
そう思ったので僕が残しました。
そんな写真集が僕の作った写真集です。


写真集から1ページ

こんな大層なことを言いつつも
やはりまだ未熟な写真ばかりだろうな。
人に見せるのは恥ずかしいけど
自分を知らないひとからのコメントが欲しくて
写真雑誌に郵送で持ち込みしてしまいました。
結果はどうあれ、返却されたらみんなにも見てほしいな。