インスタント・ライフ(20)

 仕事に慣れてきたり、それ以外のところで上手く行かないことが多すぎてへこむ。まあ総じてプラス・マイナス・ゼロなんじゃねえかと思って結果オーライ。あともう少し頑張って今年を走り抜けたい。そういえば今までは1年とかそういう単位でモノゴトをあまり考えてこなかった。だけど仕事を始めるとそういうわけにも行かず、時間的な区切りをすごく意識するようになった。社会人になって変わったところなんて殆ど思いつかないけれど、時間にたいしての意識は変わっているのかも。
 仕事以外のこと。僕は部活動に入っていたり、会社員をやっていたりするので団体で何かをやることが多い人間である。そうなのだけど、本来自分はとても個人的な質で、集団行動はとても苦手だ。誰が頑張ったとか、それを評価するとか、そういった類いのことがあるとそれだけで参ってしまう。だからこそ一人で大体のことは完結する写真が好きだし、長く続けられているのだと思う。今、仕事意外のことでトラブっていることはすごく集団的なものの考え方で動かなければならない事案で、正直かなり参ってしまっている。やめるのは簡単なのだけどそれもどうかと思うし、どうにかならんもんかと悶々してへこんでいるのだ。その反面、個人的な楽しみである写真は取り組んでいきたいことが沸々と浮かんできていて、とてもテンションが上がっている。個人と集団と、そのコミットメントとデタッチメントは常に自分にとてって大きな問題であり続けるのだろうけど、この1ヶ月は特にそれを見定めないと行けないのだろうと思っている。