写真を辞めてみたらと言われた

無事に各教科の課題を提出。
春休みに突入です。
と言ってもほぼシューカツで潰れるのだろうけど。
ゼミの先生は今学期で退任なのでお別れ会をした。
お世話にもなったし恩師っていうのはこういう人のことをいうのだろうなと思った。
次に会うときにはもっと成長した姿を見せられるように頑張ろう。

写真のこと。
写真も今学期の課題を提出し終えた。
シノゴのピンホールカメラを作り、コンタクトプリントを作品にした。
講評会で先生に写真を一度辞めてみるのもいいかもしれないね、と言われた。
おれもそう思った。自分なりにだけど、3年間真剣に写真を続けてきた。
美大行ってるやつとか写真専門学校行ってるやつとかプロとか先輩とか父とか。
そういうひとに負けない気持ちでやってきた。

でも勝ち負けってなんなんだ。
プロは勝ちか、メシが食えれば勝ちか。
趣味で写真をやっているやつは負けか。
真剣にやっていれば周りからの目が変わる。
褒めてくれる人もいる。
自分と違うからと言って相手が勝手に自分を卑下することもある。
それを感じて自分もどんどん上へ上へと思うようになっていった。
でも上はどこだ。
どこまで行ったら上だ。
ゴールなんてどこにもない。

結局は自分のやりたいことをすればいいのだ。

おれは写真に求めすぎているのだと思う。
期待をしすぎているのだと思う。

写真はおれをどこにも連れて行ってくれない。
おれを連れ出していくのは、いつだっておれ自身だ。
おれが面白くならなければ、写真は面白くならない。
そうだと思う。

写真に期待をするのはもう辞めた。
おれは、おれ自身に期待をしたい。

写真を辞めるかは分かんない。
多分辞めらんないと思う。
まあ、どちらにしても。